最近の読書のこと

 前回、「機動戦士ガンダム The Origine」全24巻を買い揃えた(中古ですが…笑)という記事を書きましたが、その後、毎晩1巻ずつ読み進めています。今は、ようやく第13巻あたりまで行きました。

 当初、富野監督のテレビアニメを、そのままマンガにしただけだと思っていたら、それはとんだ勘違いでした。

 途中から、ジオン公国と地球連邦政府の開戦前夜の物語になりました。

 ジオン・ダイクンがザビ家に殺されて、アルティシアとキャスバルの兄弟が、それぞれの変遷を経て、連邦政府軍の兵士と、ジオン軍のシャアとして活躍するまでの話も、しっかりと描かれています。この部分、あくまでマンガを書いてる安彦氏のオリジナルなんだそうですが、とっても楽しい話になっています。

 ちなみに、この安彦氏のオリジナルの部分は、現在、アニメ化が進められていて、全4話となるようです。第1話は、アルティシアとキャスバルの幼少時代の話となっています。これはすでに完成して、一部の映画館で上映されたようですね。近々BDとしても発売されることになっています。

 じつは僕も予約をしてしまいました(笑)。少し迷いましたが…

 閑話休題。

 最近、女性作家の村山由佳の小説にはまっています。

 彼女の「ダブル・ファンタジー」と「放蕩記」を読んでいるんですが、女性の素顔を、ありのままにえぐり出していく描写力に、強烈な迫力を感じさせます。あすこまで生々しく描けるというのは、本人もかなりの覚悟で小説を書いているのだと思います。全てが自伝(私小説)だとは思いませんが、かなりの部分で、自分の素顔をありのままに晒していると思います。

 その壮絶な書きっぷりには、作家として、清々しいくらいの覚悟を感じました。ほんと、スゴイです。

 これからしばらく、彼女の他の作品も漁ってみようかなと考えているところです。彼女は、ここ最近の大きな収穫ですね。