石原千秋氏の「謎解き村上春樹」にハマりました

さて、前から買ってあったのですが、石原千秋氏の書いた「謎解き村上春樹」に、すっかりハマってます。

これまでも、村上春樹に関わる評論やエッセーのたぐいは、色々と読んできましたが、この「謎解き」本は、群を抜いているような気がします。

今読んでいるのは、「風の歌を聴け」についての謎解き部分なんですが、いやあ、すっかり納得しちゃいました。

この小説には、「1970年の8月8日に始まり、18日後、つまり同じ年の8月26日に終わる」という一文があります。評論家の加藤典洋氏が、詳しい日程表を作った結果、この小説の出来事が完了するためには、もう1週間が必要だという話は有名です。

で、加藤氏は、この1週間の謎を解くために、鼠死亡説を取っていて、主人公の「僕」が、現世と異界を行ったり来たりするために、1週間長くなってしまったという説を立てています。

この評論を読んだときには、正直、納得できませんでしたが、今回の石原氏の解説には、心から納得しちゃいました。いや、ホント(笑)

詳しい話は、光文社新書の「謎解き村上春樹」を読んでください。

「風の歌を聴け」の次には、「1973年のピンボール」、「羊をめぐる冒険」、「世界の終わり・・・」、「ノルウェイの森」の謎解きが続いています。

これから続きを読むのが楽しみです。